フリーランスコンサルタントの年収は?案件単価の相場を解説!

 


こんにちは。Day1 キャリア です。

コンサルティングファームで経験や実績を積むと、フリーランスのコンサルタントとして挑戦してみたいと考える方が多くいます。

現在では、フリーランスのコンサルタントと企業をつなぐエージェントやマッチングサービスも年々増加しており、
案件を獲得できる環境が整ってきました。
月額100〜
200万円以上の高単価案件も豊富にあるためコンサルティングファーム在籍時よりも年収を大幅アップするフリーコンサルも多くいます 

一方、フリーランスコンサルタントの年収や案件単価の相場についての知識がないと、相場より低い価格で案件を受注したり、ファーム在籍時より低い年収になったりする可能性があります。

そこで本記事では、フリーランスコンサルタントになりたい方に向けて、年収相場や報酬体系、案件ごとの単価相場などを解説します。

フリーランスになるメリット・デメリットも紹介しますので、ぜひお役立てください。
 

この記事について

  • フリーランスのコンサルタントの年収相場が分かります。
  • コンサルタントがフリーランスになるメリット/デメリットが学べます。
  • たった3分で読めます。

こんな方は必ず読んでください

  • コンサルタントとしてコンサルファームに在籍している方。
  • フリーランスという働き方に興味がある方。
  • 自分のスキルを活かして独立したい方。

この記事の信頼性

  • 実際に筆者はフリーランスコンサルタントとして活動し、独立することができています。
  • ファームに所属していた際よりも余暇時間が増え、さらに年収も増加せることができました。
  • 多くのフリーランスコンサルタントにヒアリングし、本当に役に立つ情報のみを発信しています。

 

なお「土日だけで副業がしたい」という方は以下記事でその方法を徹底解説しているのでぜひ読んでみてください。

【徹底解説】土日からOK!副業コンサルの始め方

それでは解説していきます。

 

フリーランスコンサルタントの年収とは 

フリーランスコンサルタントは専門領域の違いで報酬単価に差があります

専門領域の難易度が高くなるほど報酬単価が高くなると考えてよいでしょう。

フリーランスコンサルタントの中でも、最上流に位置する戦略コンサルタントや、業務改革・
BPRコンサルタント、M&Aコンサルタントは、プロジェクトで高額な予算が動くため高い収入を見込めます。

また、会計から
ITまで幅広い知識を問われる財務戦略コンサルタントも高収入を得られる可能性があるでしょう。

世界最大級のソフトウェアメーカー
SAP社のシステムに精通しているSAPコンサルタントも年々ニーズが高まっており、高い報酬が支払われます。その中でも、スキルや経験、実績があるコンサルタントほど、フリーランスとして独立した後に高年収を得る傾向があります 


独立してフリーランスのコンサルタントになる場合、
月単価の目安相場は100~250万円程度です。
内、
120~180万円の月収を得ている方の割合が多く、年間の稼働率が100%だった場合年収は1,440~2,160万円程度になります。 

フリーコンサルタントとして活躍している方の中には、家族との時間や趣味の時間に充てているほか、家庭の事情を優先させている方も多く、稼働率を抑えているケースも多くあります。
 

 

フリーランスコンサルタントの単価の決まり方 

フリーランスコンサルタント報酬形態は、主に以下の3つが挙げられます

時間労働制

稼働時間制は稼働した時間に応じて報酬が変わり、案件紹介サイトに掲載されている多くの案件がこの報酬形態となっています。

▪️ 100%稼働で月単価100万円の案件

稼働率100% の場合 160時間/月の稼働で100万円の報酬
稼働率20% の場合 32時間/月の稼働で20万円の報酬


フリーランスコンサルタントとして独立して間もない頃は、稼働時間制で実績を積んでいくのが一般的なやり方です。
 

 

プロジェクト制 

プロジェクト単位で報酬が決まっており、1つのプロジェクトに対して報酬が支払われます。

コンサルティングの外注で最も採用されており、プロジェクト単位で依頼する場合は、プロジェクト報酬の契約が主流です。 

コンサルタントの月単価相場は50万〜200万円以上と幅が広く、案件規模やプロジェクト内容、プロジェクトチーム内でのポジションによっても報酬単価は大きく異なります。

単価
×関与時間という料金体系のため、算出方法がわかりやすい点がメリットです。 

 

定額契約制 

顧問契約またはアドバイザリー契約ともいい、作業担いではなく契約で決めた相談回数・時間で報酬が決まる契約です

契約期間中は毎月一定の報酬が支払われます。基本的に半年から1年以上の単位で契約・更新され、中長期的に経営をサポートしてもらう関係となります。 



フリーランスコンサルタントの案件単価相場 

フリーコンサルタントの報酬単価は、専門領域やコンサルタント自身のスキルや実績によっても大きく変わってきます。

ここでは、プロ人材と企業のマッチング事業を行う株式会社みらいワークスの「
フリーコンサルタント.jpの案件を参考に、主な領域別に報酬単価の相場目安と平均年収を紹介します。 

ITコンサルタント

ITコンサルタントは、システム開発またはソリューションの導入など、ITを活用してクライアント企業の課題を解決する職種です。 

フリーコンサルタント.jp」のITコンサルタントの案件単価の相場は、100%稼働で月額報酬50~180万円程度です。

ボリュームゾーンは月額報酬
100~150万円程度のため、稼動100%の場合1,200万~1,800万円の年収が見込めます。
特にITコンサルタントの中でも、ニーズの高いSAPコンサルタントは高単価が期待できます。 

近年、リモート勤務に対応しているITコンサルタント案件も増えてきましたので、複数の案件を掛け持ちしやすい状況ともいえます。 



戦略コンサルタント

経営戦略コンサルタントは、フリーランスコンサルタントのなかでも最上流に位置する職種で、クライアント企業の経営戦略の構築から実行にも関わる職種です。そのため激務を強いられるケースが多いですが、その分年収も高くプロジェクトが長期化する傾向が高いので安定した収入が見込めるでしょう。 

フリーコンサルタント.jp」での経営戦略コンサルタントの案件単価の相場は、100%稼働で月額報酬70万~150万円程度、最高額は200万円程度となっています。

ボリュームゾーンは月額報酬100万~130万円程度。稼動
100%として、1,200万~1,500万円程度の年収が見込めます。 

WEBコンサルタント 

WEBコンサルタントとは、WEBに関するコンサルティングと改善アイデアを実行し、成果を出す仕事です。

中でも、ECやSEOコンサルタントなどの需要が高く、またフリーランスのコンサルタントが多く活躍している職種といえます。 

フリーコンサルタント.jp」でのWEBコンサルタント案件単価の相場は、100%稼働で月額報酬50万~120万円程度です。

稼動
100%で平均月額報酬80万円程度とすると、Webコンサルタントの平均年収は約1,000万円前後になるでしょう。

単価相場は他の領域に比べて高額とはいえませんが、複数案件を同時進行で担うケースが多く、積み上げることで非常に高い年収を稼ぎ出すW
EBコンサルタントも存在します。

 

マーケティングコンサルタント 

企業のマーケティング課題の解決を目的として、クライアント企業が市場で成功するための戦略的なアドバイスと支援を提供する仕事です。マーケティングといっても保険からEC業界まで幅広く、フルリモート案件が多いのが特徴です。 

フリーコンサルタント.jp」でのマーケティングコンサルタント案件単価の相場は、100%稼働で月額報酬60万~150万円前後です。

ボリュームゾーンは月額報酬
100万円前後。稼動100%として、1,200万前後の年収が見込めます。

マーケティングコンサルタントはリモートや在宅で対応できる業務でもあり、フリーランスとして始めやすい職種です。
 

 

 

フリーランスコンサルタントになるメリット 

コンサルタントがフリーランスとして独立する場合、どのようなメリットが得られるのでしょうか。

ここでは代表的な
3つを挙げて解説します。 

 

収入源が増える

まず、コンサルファームからフリーランスとして独立した場合、コンサルタントレベルマネージャレベルであれば月収が大きくアップすることが期待できます。

たとえば、ファーム勤務の場合は案件の単価にかかわらず、基本的に受け取る給与は毎月固定です。しかし、独立後は月給制ではなくなるため、同じような仕事をしていても、より高収入を得られるでしょう。
 

また、フリーランスコンサルタントは、個人で案件を請け負います。

そのため、コンサルファームよりも低単価での提案が可能です。クライアント企業としては同じパフォーマンスを発揮してくれるのであれば、より低単価で働けるコンサルタントと契約したいものです。

コンサルファームでの実務経験が評価されるとクライアントから高単価な仕事を任されやすくなり、場合によっては継続的に案件を獲得できるでしょう。
 

 

スキルを活かせる

フリーランスのコンサルタントであれば自身の得意分野に特化して、自身の強み活かせる案件や、自身がさらに成長できる案件かどうかという観点で案件を取捨選択することできます

さらに、コンサルティング業務で培った専門性を活かして、多種多様な業界の知識を身に付けて、実績を積むことも可能です。

また、スキルを高める努力が収入に直結するため、独立前よりもやりがい感じやすくなるでしょう。
 

 

転職・本業化が可能 

現在会社員で、将来的に独立したいと考えているのであれば、まずは副業から始めてみることをおすすめします。

副業が軌道に乗れば、将来的に
フリーコンサルタントとして独立することも可能です。また、副業で培ったスキルや経験、実績を活用すれば、転職にも役立ちます。 

副業と本業の兼ね合いに悩んで副業にチャレンジできない人もいますが、コンサルティング業務はスケジュールをやり繰りすれば副業と本業との両立が叶いやすい職種でもあります。

たとえば、本業が休みの「土日」のみ稼働、本業の就業時間後の「週2回」のみ稼働といった柔軟な働き方は、副業コンサルティングであれば可能です。

また、スポットコンサル案件の中には1回きりの単発や短時間で終わる仕事もあるため、本業に支障が出ることなく副業ができるでしょう。
 

なお、副業を本業化する際には、副業の収入が本業を上回ったタイミングが適切でしょう。 




フリーランスコンサルタントになるメリット 

一方、コンサルタントがフリーランスとして独立する際にデメリットも存在します

ここでは代表的な
2つを挙げて解説します。 

スキルアップが求められる 

フリーランスのコンサルタントとして高いパフォーマンスを上げるには、コンサルタントとしての専門性を磨き続ける必要があります。

たとえば、安定的に需要が高いSAP案件についても、常に最新の状況をキャッチアップできている人が優先してアサインされています。

その時々のビジネスシーンによって求められるコンサルティングニーズは変わっていきますので、これに答える形で知識やスキルを磨いていくことが必要となります。
 

フリーランスのコンサルタントは、自己研鑽することで稼働時間あたりの単価を上げていくことが可能です。

さらに、スキルを客観的に証明する資格取得やセミナーへの登壇、本の出版なども、自分のスキルを証明するものとして良い積み上げになります。
 

フリーコンサルタントは、どうしてもスポットでのプロジェクト参画になりやすい側面もあります。

大企業が保有するナレッジを享受しにくく、基本的にはスキルの切り売りになるシーンが多くなりやすいため、自己研鑽を意識することが重要になります。
 

 

案件獲得が難しい 

コンサルタントがフリーランスとして独立した場合、最も大変なのは継続的に案件を獲得することです。

フリーランスコンサルタントにはライバルが多く、スキルに自信があっても簡単に仕事を得られるとは限りません。

フリーランス以外では、副業でコンサルタントを始める人も増えています。独立後は所属しているファームの後ろ盾がなくなるので、独立直後に大きな案件に参加できる機会は滅多に訪れません。

仕事を獲得するためには、クライアント企業に実績をしっかり提示できるようポートフォリオを用意しておき、提案力を身につけておきましょう。
 

また、案件を獲得できても、クライアント企業が契約更新をしない場合には、すぐに次の案件を自身で営業する必要があります。

現在のプロジェクトをデリバリー(案件の遂行)しながら、次のプロジェクトのセールス(案件獲得)もしなければなりません。案件がなく、稼動していない時は収入がなくなってしまいますので、その間の資金も必要となります。
 

しかし、対応策としてエージェントやマッチングプラットフォームなどに登録することで、案件が見つからない状況にも陥りにくく、希望の案件を紹介してもらえる可能性が高まるでしょう。 


最後に

以上、フリーランスコンサルタントになりたい方に向けた年収相場や報酬体系、案件ごとの単価相場、フリーランスになるメリット・デメリットを紹介しました。 

フリーランスのコンサルタントとして独立すると、年収ががるというメリットがあります。その反面、継続的に案件を獲得しなければなりません。
 
なお本記事を執筆しているKICA ZA ISSUE株式会社では、「コンサルデータバンク」という国内最大級のコンサルタントプラットフォームを運営しています。 



コンサルデータバンク

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また案件検索だけでなく、コンサルタント同士の交流やナレッジシェアでスキルアップ出来る仕組みがあり、今回の記事のようなナレッジが豊富に掲載されています。 


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それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
 

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それでは!

 

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