こんにちは。Day1 キャリア です。
現在、コンサルタントとしてコンサルティング会社で勤務している人の中には、独立すべきか迷っている人もいるのではないでしょうか。
フリーランスは自分で仕事を選べるといったメリットがある一方で、安定した生活が送れないのでは?という不安もつきものです。
このまま会社勤めを続けるべきか、それともフリーランスに転身すべきか、悩ましい問題といえるでしょう。
そこで本記事では、コンサルタントやフリーランスコンサルタントの概要、独立するメリット・デメリット、案件の取り方などを紹介します。
ぜひ、キャリア設計の参考にしてください。
この記事について
- コンサルタントが独立する際に必要な知識が学べます。
- フリーランスコンサルタントになるメリット・デメリットが分かります。
- たった3分で読めます。
こんな方は必ず読んでください
- コンサルファームに在籍中の方。
- フリーランスへの転向を検討中のコンサルタントの方。
- フリーランスになりたてのコンサルタントの方。
この記事の信頼性
- 実際に筆者はコンサルファームから独立し、フリーコンサルとして活動した経験があります。
- ファームに所属していた際よりも余暇時間が増え、さらに年収も増加せることができました。
それでは解説していきます。
コンサルタントとは
コンサルタントとは、クライアントの経営課題を明らかにし、課題解決のための戦略を立案・提言することによって企業の成長や業績改善を支援する職業です。
昨今では戦略の提言に留まらず、実行支援まで行うケースが増えています。
多くのコンサルタントは「コンサルティングファーム」というコンサルタントの集団からなる企業に属しており、ファームごとに戦略系、業務・IT系、シンクタンク系、組織・人事系、FAS系、事業再生・ハンズオン型支援など、領域やテーマに専門性を持って支援を行っています。
コンサルタントのタイトル(役職、職位)
コンサルティングファームでは、一般的な企業と異なる独自のタイトル(役職、職位)が使用されます。
経験年数や期待される役割に応じて、「アナリスト」「コンサルタント」「マネージャー」「パートナー」という4つのタイトルに分かれています。
■アナリスト
アナリストは、コンサルティングファームに入社した人材が、基本的に最初に就くタイトルです。呼称をアソシエイト、リサーチャー、スタッフとしているファームもあります。上位タイトルであるコンサルタントから指示を受け、情報収集や分析、資料作成などを行います。
■コンサルタント
コンサルタントは、プロジェクトの実務の大半を担当する重要なタイトルです。呼称をアソシエイト、シニアアソシエイトとしているファームもあります。マネージャーの指揮下において、自ら情報を収集・分析・提言を行い、課題の特定、仮説の設定、進捗管理をしながら業務を進め、一定領域の作業責任者としてアナリストを管理し、成果物を作成します。
■マネージャー
ファームにおけるキャリアパスの一つの区切りであるマネージャー。マネージャーは、プロジェクトの責任者です。ファームによっては、プロジェクトマネージャー、マネージコンサルタント、シニアコンサルタントとも呼ばれています。必要とされる専門知識等は異なりますが、マネージャー以上になるとファームの種類に関わらず役割は似通ってきます。マネージャーの仕事内容を大きく分けると、「プロジェクト管理」「クライアントとの折衝」「予算管理」の3つです。人に対するマネジメントだけでなく、スケジュールやコスト、リスク、クオリティなどを包括的にマネジメントする能力が求められます。
■パートナー
コンサルティングファームの最高職位であり、その名の通り、コンサルティングファームの「共同経営者」です。ファームで働く人は、最終的にこのタイトルを目指すことになります。企業によっては、ディレクターやヴァイスプレジデント、プリンシパルとも呼ばれています。新規クライアント開拓とプロジェクトの受注、ファームの経営もパートナーの仕事になります。
コンサルティングファームの種類
一口にコンサルティングファームといっても、得意とする領域や組織構造などによりいくつかの種類に分類されます。
ここでは代表的な種類を解説します。
■戦略系コンサルティングファーム
グローバルに展開をしているファーム(主に欧米発)が大半で、知名度も高く、その歴史も深いファームが並んでいます。プロジェクトもCEOなどの経営陣をカウンターパートとし、全社における経営戦略、新規事業戦略、M&A戦略などトップテーマがほとんどです。
■総合系コンサルティングファーム
元々は旧会計系ファーム(Big4)が主体となっており、上流の戦略立案のフェーズから、業務改善、システム導入、そしてアウトソーシングまで企業全体の経営課題に対してあらゆるコンサルティングサービスを幅広く手掛けています。一般社員層からトップマネジメント層まで会社全体の企業課題をワンストップで行うことから、総合系コンサルティングと呼ばれています。
■IT系コンサルティングファーム
独自の強みを活かして、大企業だけでなく、中堅から中小・ベンチャー企業へのIT戦略策定や業務改革支援などを行っています。扱うテーマは、上流フェーズのコンサルティングからシステム導入支援まで多岐に渡ります。近年では戦略部隊を設立し、最上流からのコンサルティングを手掛けるファームも出てきており、ITをさらなる武器として展開するファームが目立ってきています。
■シンクタンク系コンサルティングファーム
主要シンクタンクの多くは、経済調査、リサーチ、ITコンサル、マネジメントコンサルという4部門を持っており、民間企業や官公庁を対象としたコンサル部門に力を入れているところが多いです。近年ではグローバルプロジェクトも多く、実態としてシンクタンクだからという垣根はなく、マネジメントコンサルティングという純粋な経営コンサルティングを手掛けています。
■組織・人事系コンサルティングファーム
クライアントの人事制度や人材開発に関する課題を取り扱うファームです。扱うテーマは大きく2つに分かれており、人事制度や組織戦略などの「制度系」と、風土改革や人材開発、リーダシップ開発などの「チェンジ・マネジメント系」です。近年では、主流のテーマが制度系からチェンジ・マネジメント系に推移してきています。
■FAS(財務)系コンサルティングファーム
M&Aアドバイザリー、バリュエーション(企業価値評価)、財務を中心としたデューデリジェンス、フォレンジックなどのサービスを展開しています。M&A関連の業務に関してはクロスボーダー案件が多くなってきており、いわゆるFAS系ファームが活躍しています。また、財務関連だけでなく、戦略といった上流から再生関連を手掛けるファームも増えています。
フリーランスコンサルタント(フリーコンサル)とは
フリーランスのコンサルタントとは、企業に所属せずに独立した個人としてコンサルティングサービスを提供します。
仕事内容は企業に所属する働き方と同じように、クライアント企業の課題を明らかにし、戦略立案や業務改善の提案によって解決に導くことです。
ここ数年は、以下の理由から市場は大きく拡大しています。
・コンサルティングファームを退職した人材の数が拡大
・企業がコンサルタントを使う機会が増えたことで、マネジメントノウハウが蓄積
・フリーのコンサルタントと企業をマッチングするサービス事業者が増加
企業としてはコンサルティングファームに依頼するほどの予算はないものの、自社の社員だけでは知識やノウハウに不安がある場合や、人材リソース不足の解消から活用するといったケースが増えています。
一方、正社員からフリーコンサルに独立されている方は、ネームバリューとして強みのある大手戦略系コンサルティングファーム出身者(PMO経験のあるマネージャーに近いレベル)や、実行フェーズで強みを発揮できるIT系コンサルティングファーム出身者が活躍しています。
また、起業までの準備期間や起業したものの本業で十分な稼ぎが出ていない時に、副業として実施されている方も多いようです。
フリーコンサルの働き方
フリーコンサルの働き方は、大きく分けて「常駐型」と「リモート型」の2つです。
「常駐型」はクライアント企業に通勤・出社して、クライアントと直接コミュニケーションを取りながら問題解決のための提案やアドバイスをします。
一方、「リモート型」はクライアント企業に出社の必要はなく、自宅などで自由に働けます。
フリーコンサルの報酬体系
条件によって異なりますが、フリーコンサルの報酬体系は、主に以下の4つに分けられます。
時間報酬型 |
スポット契約ともいい、時給のように1時間あたりの料金が決まっており、コンサルのサービスを提供した時間に応じて報酬が発生する |
定額報酬型 |
顧問契約またはアドバイザリー契約ともいい、契約期間中は業務時間に関わらず、毎月一定の報酬が発生する |
プロジェクト型 |
プロジェクト単位で報酬が決まっており、1つの案件に対して報酬が支払われる |
成果報酬型 |
プロジェクトでの成果の達成度合いによって報酬が支払われる。コスト削減等のテーマで採用され、基本報酬+成果報酬という形で契約するのが一般的 |
フリーランスコンサルタントのメリット
コンサルタントがフリーランスに転身した場合のメリットは、次の3つです。
- 自分の裁量で好きな仕事が選べる
- 正社員よりも年収アップが期待できる
- 仕事とクライアントに集中できる
自分の裁量で好きな仕事が選べる
フリーコンサルは案件探しの段階から自分好みの案件や得意とする業務内容を選べます。
自分の得意とするジャンルを選択した場合には成果も出やすく、評価や実績につなげられます。
また、自分や家族・趣味の時間の確保、長期休暇の取得など自分の望む働き方にコントロールしやすいのも魅力です。そのため、仕事への満足感が得られやすいでしょう。
より柔軟に働きたい人は常駐型ではなく、リモート型で働ける案件が向いています。
正社員よりも年収アップが期待できる
有能なコンサルを求める企業は多く存在しますので、自分のスキルや経験を材料として単価交渉を行うことで収入アップが見込めます。
フリーコンサルは本人の能力や勤務時間がストレートに報酬額に反映されやすく、努力次第で大幅な報酬アップが可能です。自分で案件を選べるので、自分の裁量によっては複数受注した上で同時進行できるメリットもあります。
また、会社の利益分や管理・運営費などを上乗せせずに金額提示できるため、対コンサル会社よりも低単価かつ成果が同等以上であれば、クライアントから重用され継続的な案件獲得につながる場合も多くあります。
仕事とクライアントに集中できる
企業に所属する限り、会社の利益を考えて仕事をする必要があります。
そのため、場合によってはクライアントの利益にならない行動を取らざるを得ないケースもあるものです。
一方、フリーコンサルはしがらみに縛られず、クライアントへの価値提供に集中することができます。
結果、顧客満足も得られやすいでしょう。さらに、社内の人間関係に煩わされることもなく、スキル磨きに集中しやすいといった魅力もあります。
フリーランスコンサルタントのデメリット
次に、コンサルタントがフリーランスに転身した場合のデメリットを3つ紹介します。
- 案件をコンスタントに受注できない
- 大きな責任を負う場合がある
- 景気に左右される
案件をコンスタントに受注できない
フリーコンサルには「会社」の後ろ盾がないので、独立直後に大きな案件に参加できる機会は滅多に訪れません。
クライアントに信用されるコンサルになるまで、地道にコツコツと実績を積んでいく必要があります。
大企業では個人事業主との直接取引を社内規定で禁止している場合も多く、案件の直受けは難しいのが実情です。また、フリーコンサルの実績やスキルのレベルによっては、案件が潤沢にはない可能性もあります。
しかし、対応策としてエージェントなどへ登録することで、案件が見つからない状況にも陥りにくく、希望の案件を紹介してもらえる可能性が高まるでしょう。
大きな責任を負う必要がある
フリーコンサルには「会社」の後ろ盾がないがゆえに、クライアントに想定外の対応まで求められるケースや、目標の未達成を理由に正当な報酬が支払われないといったケースも考えられます。
また、納品物に欠陥があった場合など、すべて自分自身で責任を負う必要があり、万が一クライアントが大損害を被った場合には損害賠償を請求されるケースもあるでしょう。
ただし、エージェントを通して受注すれば後ろ盾が得られて立場を保ちやすくなる上、代わりに条件交渉をしてくれるなどのメリットが享受できます。
景気に左右される場合もある
不景気になると、フリーコンサルは報酬や契約に影響が出る恐れがあります。
フリーコンサルの月額単価は一般的な会社員の給料よりも高く、コスト削減の対象となりやすいためです。継続案件が打ち切られる、新規案件が見つからないといった状態に陥ると、収入が大幅に減ってしまうリスクがあります。
複数のクライアントに仕事を分散させる、貯蓄を用意しておくといったリスク対策をしておきましょう。
フリーランスコンサルタントに必要なスキル・経験
コンサルファームで働いた経験のある人なら、コンサルに必要なスキルや経験はどのようなものかご存じでしょう。
しかし、社員で働くこととフリーコンサルとして働くこととは大きく異なります。
ここからはフリーコンサルに必要なスキル・経験について解説していきます。
コンサルとして3年以上の実務経験
コンサルタントファームに所属していると会社のネームバリューで仕事ができます。
つまり、あなたの提案は会社のネームバリューのバイアスがかかった状態でクライアントに届いていると理解してください。
しかし、同じ提案をあなた個人の名前で出した場合、クライアントがどれだけ注目してくれるでしょうか。フリーコンサルとして働くためには、クライアントにどのように自分の提案を信用してもらえるかが重要です。
そして、その信頼を得るのに最も有効なのが「実務経験」です。自分の実務経験を振り返り、新しいクライアントにアピールできるようにしておきましょう。
コミュニケーション能力
コンサルの仕事は、クライアントの問題点の本質を聞き出し、解決策を提案してクライアントの課題を解決することです。
問題点を聞き出す際には、仕事のあらゆるシーンでのコミュニケーション能力が必要です。
また、コミュニケーション能力とは、聞いたり話したりするスキルだけではありません。
特に1人ですべて担当しなければならないフリーコンサルには、クライアントに対して要点を的確に使える文書や報告書などを短時間で仕上げる能力も必要です。
このように総合的なコミュニケーション能力を身につけることがフリーランスで活動するためには極めて重要となってきます。
営業力
フリーコンサルとして仕事を獲得するには、営業力が必要です。自分のスキルや実績をしっかり伝える能力が重要になります。
会社員としてコンサルティングの仕事をしている場合、コンサルティングのスキルや実績を積めばどんどん活躍できるでしょう。
しかし、フリーコンサルになるなら、実力をしっかりアピールするための営業力がないと、コンスタントに案件を獲得できません。営業活動を行っても必ず仕事を獲得できるとは限らないため、断られてもめげずに行動し続ける必要があります。
情報種集力
ビジネスを取り巻く環境は日々変化しているため、フリーコンサルとして最適なアドバイスや提案をするには常に最新情報をキャッチしておく必要があります。
会社員として働いている場合は、企業を通してさまざまな情報を得られるでしょう。しかし、フリーランスになれば自ら情報を集めにいかないとトレンドに乗り遅れるリスクがあります。
情報をうまく収集できていないとコンサルタントとしての信頼が落ち、仕事が減る恐れもないとはいえません。
フリーコンサルになるなら、常にアンテナを張って情報収集に務めるべきでしょう。
自己管理能力
フリーコンサルとして成長していくためには、自己管理能力が不可欠です。
その理由は、スキルを磨くためにはインプットとアウトプットが必要だからです。
大量の仕事を受注して、新たなスキルを磨く時間を設けなければ、技術の切り売りで終わってしまいます。このような問題を防止するためには、仕事を受注しながら学習する時間を設ける必要があります。
フリーコンサルとして成長できる人は、自己管理能力が高く、時間の使い方が上手です。
また、1人ですべてを担当しなければならないからこそ日々しっかり自己管理をし、健康な心身が保ち、常に最高のパフォーマンスを発揮できるようにしておきましょう。
フリーランスコンサルタントの案件獲得方法
フリーコンサルとして活動する際、多くの方にとってまず一つ目の壁となるのが「案件の獲得」ではないでしょうか。
ここからは、フリーランスのコンサルタントのための案件獲得方法を紹介していきます。
フリーランスエージェントを利用する
コンサルファームからの経験や実績を軸にフリーコンサルになる場合、よく利用されるのがフリーランスエージェントです。
フリーランスエージェントは、数多くの案件の中から登録者の経験やスキルに合う仕事を紹介してくれます。クライアントとの契約など、手間のかかる手続きもすべて代行してくれる点もメリットです。
例えば、 レバテックフリーランスは、IT・Web系のフリーランスエンジニア専門のエージェントです。
5,000社以上のクライアント企業が利用しており、常時4,000件以上の豊富な案件が掲載されています。現場情報に精通したITエンジニア専門のコーディネーターがキャリア相談に応じ、スキルや経歴、希望にマッチした案件を紹介してくれます。
コンサル専門のマッチングサイトを利用する
コンサルタント専用のマッチングサイトなら、案件を見つけやすいです。
現在では仲介業者ではなく、仲介のプラットフォームを提供する会社も登場してきています。フリーコンサルとして案件を受注している人も、複数のマッチングサービスを利用することで、より好条件の案件を獲得できる可能性が高まります。
コンサルデータバンクは国内最大級のコンサルタントプラットフォームです。
国内では唯一、コンサルタントとクライアントが直接契約可能なマッチングプラットフォームとなっており、仲介手数料無料で案件に参画することができます。
中長期のプロジェクトから1時間のスポット案件・転職案件まであり、豊富な案件の中から応募が可能です。
また、初回登録時の面談や運営からの面倒な催促等は一切なく、必要な時のみにサポートが受けられます。
クラウドソーシングサービスを利用する
フリーコンサルの仕事を探すなら、クラウドソーシングサービスを利用するのも方法の1つです。
ただし、条件のいい案件があったとしても閲覧できる人数が多いため、競争率が高い点に注意が必要でしょう。
さらに、仕事を依頼している業者がすべて信用できる会社というわけでもありません。クラウドソーシングサービスを利用するなら、このような特徴を理解した上で利用してください。
ランサーズ、日本で初めて登場したクラウドソーシングサービスです。
2008年12月に設立し、今では東証に上場を果たす企業となりました。案件数は業界トップクラスで、広告、マスコミからIT、ゲーム、士業などあらゆる業種の仕事があり、35万社以上のクライアントがランサーズを利用した実績があります。
また、初心者でも始めやすい仕事が多く、スキルがあれば高単価のコンサル案件を受注することも可能です。
現在の職場から仕事をもらう
独立する際、現在の職場から仕事をもらうことも少なくありません。
具体的には、元々請け負っていた仕事を業務委託として続けられるケースがあります。
この方法では、エージェントやクラウドソーシングサービスのような手数料が発生しないため、報酬を全額受け取ることができます。
しかも、依頼主はあなたのスキルや経験を把握しているので、あなたに合った仕事を紹介してくれるなど、メリットの多い方法です。
しかし、十分な信頼関係がなければ仕事をもらえないため、現職の方は先を見据えた退職となるよう心がけましょう。
SNSを利用する
最近では、SNSを介して仕事を募集しているフリーランスも増えています。
ただし、SNSを利用するにはある程度の知名度が必要なので、誰でもできる方法ではありません。
しかし、SNSを利用することで、多くの人に自分のビジネスを知ってもらう機会を作ることは可能です。
SNSを効果的に使って、自分の存在を知ってもらうことはもちろん、集客につなげることができるよう発信の仕方を工夫してみましょう。
SNSでつながった人たちは、将来のクライアント候補といえます。すぐには結果が出なくとも、そのつながりを大切にしていきましょう。
直接営業する
企業の公式サイトやSNSを通じて、直接売り込むことも可能です。
また、セミナーや交流イベントも仕事を獲得する場として活用できます。積極的にセミナーや交流イベントに参加し、人脈を築いていくことは、今後の仕事につながるきっかけとなるでしょう。
フリーコンサルとして活動する際のポイント
最後に、フリーランスのコンサルとして活動する際のポイントをお伝えします。
コンサルファームでしっかり経験を積んでおく
コンサルファームでの在席歴が長いほど、高単価な案件を受注できる可能性が高まるため、コンサルファームで十分に経験と実績を積んでから独立することをおすすめします。
コンサルファームでマネージャーに昇格した後に独立した場合、マネジメント経験を武器にすれば、高単価なマネージャーレベルの案件を獲得しやすくなるでしょう。
自分の得意分野やスキルを明確にする
コンサルに求められるスキルは多種多様なので、得意分野やスキルを明らかにすることで、自分に合った仕事を見つけやすくなります。
コンサルファームで働いている場合は会社のネームバリューで仕事ができますが、フリーコンサルになると自分の価値をセルフプロモーションしなければなりません。まずは自分の得意分野やスキルを洗い出し、クライアントに何を提供できるか考えましょう。
幅広い人脈を築く
幅広い人脈を築くことも、フリーコンサルとして活躍するための重要なポイントです。
すぐに仕事につながらなくても、人脈を築いておけば将来的にクライアントになる可能性があります。
積極的にセミナーや経営者の集まりに参加し、多くの人と交流することで、業界の情報収集ができたり、刺激を受けてモチベーションが上がったりするなど、さまざまなメリットがあります。
無料・有料コンサルの線引きをする
クライアントを獲得するための手段として、一部の相談を無料で受けるケースもあるでしょう。
しかし、線引きが曖昧だと、報酬をめぐってトラブルになる可能性があります。
特に、フリーコンサルとして活動し始めた頃は、報酬に対する考えが曖昧になりやすいので注意が必要です。売上にならない仕事が増える前に、あらかじめ無料相談の範囲や期間、料金体系について明示する必要があります。
クライアントとは中長期的な付き合いをする
継続的に何度も案件を獲得するためには、すでに契約を交わしたことがあるクライアントと良好な関係を築く必要があります。
一度でも仕事の依頼をいただいたクライアントとは長く付き合えるよう、プロジェクトを成功させた後も、メールやSNSで定期的にフォローするなど工夫をしましょう。
信用や実績次第で、同じ企業から継続した仕事や新しいプロジェクトのコンサルティングを依頼される可能性があります。
健康管理を徹底する
フリーコンサルは仕事の進捗管理以外に、自分の労働時間を管理する必要もあります。
フリーコンサルは労働時間を会社に管理してもらえませんので、自分で労働時間を決めるなどして、健康管理を徹底する必要があります。
もし体を壊しても、会社員のように有給休暇や各種手当は使えません。予め予定していた労働時間以外のトラブルが発生した場合も対応が求められますので、臨機応変に対応できるように健康な体が必須です。
最後に
今回は、コンサルタントが独立するメリット・デメリット、必要なスキルや案件の取り方について解説しました。
現在、多くの企業が人材不足という課題を抱えており、特に専門的な知識やスキルを持った人材は慢性的に不足している状態です。
よってフリーランスのコンサルタントは、今後ますますニーズが拡大していくと考えられます。
一方で、フリーコンサル間での競争も当然ながら激しくなることが予想されるため、大手コンサルティングファームでの実績や、そこで獲得したスキルが重要になっていくことでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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それでは!