ERPコンサルタントの仕事内容や必要なスキル、年収について徹底解説

 


こんにちは。Day1 キャリア です。

ERPコンサルタントは、ERPを用いて企業の業務を効率化し、スムーズなERP導入やIT戦略を策定する経営の専門家です。

この記事では、
ERPコンサルタントの仕事内容や必要とされるスキル・資格、さらに年収について詳しく解説します。 

ERPシステムは企業の成長に不可欠なツールであり、近年ますますその重要性が高まっています。

この記事を読むことで、
ERPコンサルタントを目指す場合に、現在のスキルをどのように強化すべきか知ることができます。 

 

この記事について

  • ERPコンサルタントの仕事内容について分かります。
  • ERPコンサルタントを目指す人が必要なスキルについて学べます。
  • たった3分で読めます。

こんな方は必ず読んでください

  • コンサル業界での転職を考えている方。
  • コンサルタントに興味がある方。
  • 自分のスキルを活かして仕事をしたい方。

この記事の信頼性

  • 実際に筆者はコンサルタントとして大手コンサルティングファームで働いた経験があります。
  • 多くの現役コンサルタントにヒアリングし、本当に役に立つ情報のみを発信しています。

 

なお「ITコンサルタントって何?」という疑問をお持ちの方は、以下記事でITコンサルタントの仕事内容や必要なスキルについて徹底解説しているので、ぜひ読んでみてください。

【必見】ITコンサルタントになるには?仕事内容や必要なスキルを解説!

それでは解説していきます。

 

ERPコンサルタントって何? 

ここではまずERPの概要、代表的なシステム、導入のメリット・デメリット、そしてERPコンサルタントの役割について詳しく解説します。 

ERPとは? 

ERPEnterprise Resource Planning)は、直訳すると「企業資源計画」で、企業全体の経営資源を一元管理するためのシステムです。

主な目的は、企業内の各部門が抱えるデータやプロセスを統合し、業務の効率化と経営判断をサポートすることです。
 

例えば、財務、会計、購買、製造、在庫管理などの部門がそれぞれ別のシステムを使っている場合、情報の共有に時間がかかり、ミスが発生する可能性が高まります。

ですが、
ERPの導入により、リアルタイムで統合されたデータが参照できるため、企業全体の業務がシームレスにつながります。

ERPは企業運営していく上でコアとなる部分であり、年々重要性が高まっています。 

▪️ 代表的なシステム 

ERPにはさまざまな種類があり、企業の規模や業種、必要な機能に応じて最適なものを選ぶことが重要です。

代表的なシステムには、以下のようなものがあります。
 

SAP S/4HANA

ドイツのSAP社が提供するERPシステムで、国内外で人気があります。グローバル拠点を含めた情報の一元管理が可能です。 

Oracle Fusion Cloud ERP

Oracle社が提供するクラウドベースのERPシステムで、柔軟なカスタマイズが可能です。同社の強みであるデータベース管理やクラウド技術と組み合わせた強力なERPソリューションを提供しています。 

Microsoft Dynamics 365

中小企業から大企業まで幅広く利用されており、Microsoft Officeと統合性が高く連携しやすく、使いやすさが魅力です。 

OBIC7

日本のシステムベンダーであるオービックが提供するERPシステムです。株式会社オービックがシステム企画からコンサルティング、開発・構築、運用サポートまでを一貫して行っているのが特徴です。 

 

▪️ ERP導入のメリット・デメリット 

ERPの導入には多くのメリットがある一方で、デメリットも存在します。以下にその代表的なものを挙げます。 

メリット 

  • 業務の効率化:部門ごとに分散していたデータの一元化により、情報共有やプロセスの無駄が省け、業務のスピードが向上します。 
  • 経営の可視化:リアルタイムで各部門のデータが一か所で確認できるため、迅速な経営判断が可能になります。 
  • コスト削減:無駄なプロセスや重複作業が減り、コスト削減につながる可能性があります。 

デメリット 

  • 導入コストの高さ:初期導入費用やカスタマイズのための追加費用が発生し、特に中小企業にとっては大きな負担となる場合があります。 
  • 導入期間が長期間必要ERPは導入が完了しても、現場で定着させ安定した運用を行うまでに時間がかかります。また十分なトレーニングを行っても、企業に合わせたカスタマイズや設定がしっかり行われていないと、逆に業務効率が下がることもあります。 
  • 運用・保守コストがかかる:システムのアップデートやメンテナンス、社内教育など、運用・保守にかかるコストも考慮が必要です。 

ERP導入は、企業全体の生産性や効率性アップを目指す一方で、事前に費用や運用負担を十分に検討することが欠かせません。 

ERPコンサルタントの役割 

ERPコンサルタントは、企業がERPシステムを導入・運用する際に、専門知識を活かしたアドバイスやサポートを提供します。

その仕事は単にシステムを導入するだけではありません。

企業の経営戦略のパートナーとして業務プロセスを最適化し
業務改善につなげたりERPの導入がスムーズに進むようにしたりといった支援します。 


ERPコンサルタントの仕事内容 

ここでは、ERPコンサルタントの仕事内容を大きく3つのプロセスに分けてご紹介します。 

1.企業ニーズの分析と要件定義 

ERPコンサルタントは、企業の現状と目指す姿を理解し、ERP導入により実現すべき要件を定義します。

まずクライアントに業務フローや課題点をヒアリングし、
ERPでどのように改善できるのか検討します。 

一方で既にご紹介した通り、ERPには様々なシステムと機能があります。

ERPコンサルタントは、クライアントに最も適したERPシステムを選定し、必要に応じてカスタマイズすべき箇所も見定めていきます。

この時点でクライアントの予算や課題感に応じて、
ERPシステムの仕様に合わせた業務フローの見直しを提案することもあります。 

2.ERP導入計画の立案とプロジェクト管理 

ERPコンサルタントは、開発全体の計画や導入スケジュールを立て、プロジェクトが予定通り進むようにマネジメントします。

開発段階で発生する問題や変更にも柔軟に対応を行います。

場合によっては、
ERPシステムの設定や動作テストをERPコンサルタント自身が行うこともあります。 

また、ERPは企業の一部門だけで使用するのではなく、企業全体で使うシステムです。

そのため、ユーザーが使いこなせるように、研修やトレーニングの計画を立て、実施することも
ERPコンサルタントの仕事です。

研修やトレーニングで出た疑問や不安を解消し、スムーズな導入をサポートします。
 

3.ERP導入後のサポートと最適化 

ERP導入後も、ERPコンサルタントはサポートと最適化を行います。

具体的には、導入先の企業で当初の想定通りに業務が運用されているか確認し、更なる改善提案を行います。

また企業の成長や変化に合わせてシステムのアップデートや機能追加を提案し、長期的にサポートします。
 



ERPコンサルタントに必要なスキル

ERPコンサルタントには、幅広い業務知識と高度な専門性が必要です。

ここでは、
ERPコンサルタントに不可欠なスキルとして、「業界・業務知見」「ERPパッケージの知見」「プロジェクトマネジメント力」の3つを詳しく解説します。

企業の業務課題を的確に理解し、
ERPを用いた解決策を効果的に提案・実行できるスキルを習得することで、クライアントからの信頼を築いていきましょう。 

業界・業務についての知見

ERPコンサルタントには、業界・業務についての知見が欠かせません。

なぜなら、
ERPコンサルタントの仕事内容でもご紹介した通り、クライアントの業務課題を捉え、的確に分析し改善や効率化することが求められるからです。

クライアントの業界や業務を深く理解することで、現行の業務フロー最適化のための提案提案に基づい解決することができます。 

さらにシステム導入の際のユーザー教育や、導入後の運用の際にも業界・業務の知見が重要です。

業界・業務の知見があることで、ういった研修やトレーニングが効果的か計画を立てやすく、運用の際にもどこが課題になりやすいか
、さらに効率化できる業務プロセスはどこか掴みやすいです。 

ERPパッケージについての知見

ERPコンサルタントには、ERPパッケージについての知見も必要です。

クライアントの課題を理解した所で、その解決策となり得る
ERPパッケージについての知見がないと、クライアントへの解決策の提案が難しくなるためです。 

解決策を提案する際には、まずどのパッケージが適しているのか選定します。

その上でただ「パッケージを導入する」というだけではなく、パッケージで解決できる部分とそうではない部分を切り分けする必要があります。

この選定や切り分けを行う際に、
ERPパッケージについての知識が重要です。 

またカスタマイズのための開発を行わずにパッケージの設定を少し変更することで、クライアントの課題解決に繋がる場合もあります。

そのような解決方法も
ERPパッケージの知見があるからこそ思い浮かびます。 

プロジェクトマネジメント力

ERPコンサルタントには、プロジェクトマネジメント力も大切です。

ERPコンサルタントはただクライアントと要件定義を行い、導入の計画を立てて終了とはならないことがほとんどです。

実際に立てた計画に沿って、プロジェクトをマネジメントし、クライアントを課題解決に導く必要があります。
 

プロジェクトの中で想定外の事象に陥った際も、自身の知見やプロジェクトマネジメント力を元に解決に向けてリードしていくことが求められます。 

 

ERPコンサルタントにおすすめの資格 

ここでは、ERPコンサルタントにおすすめの資格を3つご紹介します。 

  • ORACLE MASTER
  • SAP認定コンサルタント
  • ITストラテジスト 

1つずつ順番に確認していきましょう。 

 ORACLE MASTER 

ORACLE MASTER(オラクルマスター)とは、オラクル社が運営する資格です。

ORACLE MASTERを取得する過程で、Oracle Databaseの構築・運用に関する知識を身につけることが可能です。 

Oracle社が提供している「Oracle Fusion Cloud ERP」は、Oracle社のデータベース技術を活用したERPソリューションです。

Oracle Databaseに関する知識を身に付けることで、結果的に「Oracle Fusion Cloud ERP」にも詳しくなることができます。 

 SAP認定コンサルタント 

SAP認定コンサルタントは、ドイツに本社を構えるソフトウェアメーカーであるSAP社が認定する資格です。

この資格は、
SAPシステムの開発・運用に関する知識と技術が十分あると認められた場合に取得できます。 

SAPERPパッケージにおいて、国内外で非常に人気があります。

今後も世界的なスタンダードとなっている
SAP社の製品を導入する企業は増え続けていくでしょう。

SAP認定コンサルタントは、ERPコンサルタントとして活躍し続けたいのであれば、欠かせない資格の1つです。 

 ITストラテジスト 

ITストラテジストは独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が認定する国家試験です。

企業の経営戦略に基づいて、
ITを用いた課題解決を行うための戦略を策定し、解決する力を確認します。

ERPコンサルタントだけでなく、ITコンサルタント全般におススメです。 

ITストラテジストは難易度が高く、資格保有者は専門性の高さを証明できます。

さらに
ITストラテジストの資格があることで、より一層経営層の視点に立った提案やアドバイスを提供することも可能です。 

このため、ITストラテジスト資格を持つERPコンサルタントは、クライアントにとって信頼できる存在であり、安心して導入を任せることができます。 

 

ERPコンサルタントの年収 

ERPコンサルタントの年収は、経験年数や役職によって大きく異なります。目安として以下の通りです。 

  • 20代中盤〜30代前半: 500〜800万円 
  • 30代前半〜30代中盤: 800〜1100万円 
  • 30代中盤〜40代前半: 1100〜1500万円 

また大手コンサルティングファームやERPベンダーに所属する場合に比べて、中小規模のコンサルティング会社では若干低めになる傾向があります。 

 

ERPコンサルタントの将来性 

ERPコンサルタントは、コンサルティング業界の中でも市場価値が高く、案件数も増加傾向にあります。

そのため、その将来性は非常に明るいと言えるでしょう。
 

近年、特にSAP S/4HANAへの移行の案件が増えています

これは、
2027年末にSAP ERPの標準サポートが終了するためです。

サポートの期限切れを起こす前に、
SAP S/4HANAへ移行するという案件が非常に多くなっています。 

また他にERPコンサルタントの将来性がある理由として、企業再編やM&Aが活発化しており、それに伴う業務システムの刷新やERP導入の需要が増加していることが挙げられます。

さらに、企業のデジタル化の取り組みが推進されており、企業の基幹システムとなる
ERPに注目が集まっていることも案件数が増えている理由の1つです。

今後もこの傾向は続くものと考えられており、
ERPコンサルタントのニーズが減ることはないでしょう。 

 

ERPコンサルタントの案件例 

ここでは、ERPコンサルタントの案件例をご紹介します。

案件の一例として「
SAP S/4HANAへの移行プロジェクト」が挙げられます。

ここでの業務内容は「会計領域での要件定義、基本設計フェーズ」です。
 

求められるスキルとして、
(1)会計領域の知見、(2)SAP FIモジュールの経験、(3)要件定義の実務経験、(4)基本設計の実務経験、(5)SAP S/4HANAの経験
が挙げられています。

上記の案件の勤務地は都内で、単価はスキルや実績により変動があり、
150万~180万円/月とのことです。 

ERPコンサルタントは要件定義から開発、導入のためのユーザー教育や開発後の運用改善まで一連の業務に携わる可能性があります。

ですがフェーズが細かく区切られている案件もあり、一部のフェーズのみに携わるケースもあります。
 

単価も上記の案件では150万~180万円/月でしたが、経験により大きく異なります。

一例ですが、以下の通りです。
 

・他システムのPM/PMO経験があるものの、ERP未経験の場合:80~100万円 

1年以上ERP導入コンサルティング案件に携わった経験がある場合:100150万円 

・グローバルでのPM経験とニーズが高いモジュールへの知見がある場合:150300万円 

最後の150~300万円というのは非常に特殊な例で、ERP導入の経験が一定期間以上ある方であれば、単価としては100~150万円となる場合が多いです。 

 

最後に 

この記事ではERPコンサルタントの仕事内容や年収、必要なスキルについてご紹介しました。

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それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
 

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それでは!

 

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